全英2回戦は雨天順延…錦織圭「左脇腹痛」の深刻度

公開日: 更新日:

 この道はいつか来た道ではないか。

 テニスのウィンブルドン男子シングルス1回戦を戦った錦織圭(26)のことだ。

 昨年は2週間前のゲリー・ウェバー・オープンで左ふくらはぎを痛めて準決勝をパス。ウィンブルドンに備えたものの、1回戦でフルセットを戦ったツケは大きく、2回戦を棄権した。

 今年は左脇腹だ。前哨戦の初戦で痛め、2回戦を前に棄権。今回のウィンブルドンに臨んだ。

 昨年と違って初戦はストレート勝ちしたとはいえ、故障を抱えながら試合に臨む過程はほとんど変わらない。

 大会前の練習も終始、軽めだった。ボールが滑り、球足の速い芝のコートでサーブは大きな武器になる。しかし、サーブは左脇腹に負担がかかるため、練習したくてもできなかったのではないか。

 現地で取材するスポーツライターの武田薫氏がこう言った。

「師匠のニック・ボロテリーがわざわざ1回戦後の会見場に来て、錦織を激励していました。彼は『明日は雨が降る。日程がズレ、明後日(2回戦)も休みの可能性がある。祈りましょう』と話していたほど。これは左脇腹痛がかなり重症という報告が入っていたからだと思いますね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動