全英2回戦は雨天順延…錦織圭「左脇腹痛」の深刻度

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 この道はいつか来た道ではないか。

 テニスのウィンブルドン男子シングルス1回戦を戦った錦織圭(26)のことだ。

 昨年は2週間前のゲリー・ウェバー・オープンで左ふくらはぎを痛めて準決勝をパス。ウィンブルドンに備えたものの、1回戦でフルセットを戦ったツケは大きく、2回戦を棄権した。

 今年は左脇腹だ。前哨戦の初戦で痛め、2回戦を前に棄権。今回のウィンブルドンに臨んだ。

 昨年と違って初戦はストレート勝ちしたとはいえ、故障を抱えながら試合に臨む過程はほとんど変わらない。

 大会前の練習も終始、軽めだった。ボールが滑り、球足の速い芝のコートでサーブは大きな武器になる。しかし、サーブは左脇腹に負担がかかるため、練習したくてもできなかったのではないか。

 現地で取材するスポーツライターの武田薫氏がこう言った。

「師匠のニック・ボロテリーがわざわざ1回戦後の会見場に来て、錦織を激励していました。彼は『明日は雨が降る。日程がズレ、明後日(2回戦)も休みの可能性がある。祈りましょう』と話していたほど。これは左脇腹痛がかなり重症という報告が入っていたからだと思いますね」

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