周囲に煽られ金宣言 錦織「五輪出ないで」の声なぜ出ない

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「やっぱりメダル。なるべく輝いた色を目指したい」――。

 男子テニス錦織圭(26)が堂々の金メダル取りを宣言したが、本心かどうかは疑問だ。

 錦織は12日、都内で行われたスポンサー企業の住宅設備メーカーのイベントに出席。テニス教室では、招待された地元小学生60人を相手に技術指導やアドバイスを送った。

 先のウィンブルドン選手権(英国)は、痛めていた左脇腹が悪化し、マリン・チリッチ(27、クロアチア)との4回戦を途中棄権した。現在は治療に専念しているそうで「日に日に良くなっている。1週間あれば(練習を)再開できる。次の大会までの1週間は米国に戻って練習する」と、まずは25日開幕のロジャース杯(カナダ・トロント)に向けて調整すると説明。

 現地8月5日に開幕するリオ五輪でのメダル取りに言及したものの、スポーツ紙が騒ぐ金メダル宣言は、司会者から「金ということでいいんですよね?」と促され、「はい、金」と答えてのものだった。

 今後は練習拠点である米国・フロリダ州で本格的なトレーニングを再開するそうだが、リオまで1カ月を切った今もコートに立っていない選手が、約10日後のマスターズ1000に出場して、なおかつ直後のリオ五輪でメダルを取れるとは、とうてい考えられないことだ。

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