18人すべて県外出身 秀岳館・鍛治舎監督の“勝利への執念”

公開日: 更新日:

――学校や周囲からは「熊本の子たちを使ってくれ」という意見があるようですが……。

「これまでも、熊本出身の子たちを使っているんですよ。9人中5人が熊本で、エースも4番も地元という代もあった。でも、勝てなかったというのもあります。だから、まずは勝ちに行こうと。今は批判を甘んじて受けますが、負け続けたらこれまでと同じですから。現状を見ても、熊本出身で甲子園で勝ちたい子たちは県外に出ています。松山聖陵(愛媛)のアドゥワ君、明徳義塾(高知)の西浦君しかりです。優秀な子たちが県外に出ないように良いチームをつくらないといけないですし、言い方は悪いかもしれませんが、熊本の中では秀岳館に勝たないと甲子園には行けないという雰囲気をつくっていきたい。春と夏を経て、そういうものが少しはできつつあるという手ごたえはあります。さらには、甲子園でそこそこ勝てるというように力を高め、優勝も夢じゃないというところにもっていきたいですね。理事長の恩で呼んでいただいて、いろんな批判はありますが、負け犬の遠吠えはしたくない。ここまできたら名誉もお金もいりませんし、熊本を制するものは全国を制すではないですが、そこまでもっていくのが私の目標です。それには10年、いや20年はかかるかな(苦笑い)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動