9月に中4日も “夏休み”明けのG菅野を待つフル回転の秋

公開日: 更新日:

 左足親指のマメで登録抹消中の巨人菅野智之(26)が16日の中日戦に先発する。15日、川崎市のジャイアンツ球場で練習し、「やれることはやってきたつもり。自分の結果は二の次でチームが勝てばいい」と話した。

 5日の広島戦で患部を痛めて途中降板。翌6日に登録を抹消された。最短10日での復帰。来週23日、首位の広島戦で中6日の先発が濃厚となっている。本人は「(広島を)意識しないといけない」と気合をみなぎらせている。

 10日間の“夏休み”は終了した。尾花投手コーチは抹消する際、「8月末から9月にかけてフル回転してもらわないといけない」と宣言している。復帰するエースに首脳陣も腕まくりである。

「現ローテの内海、大竹、マイコラスは不振や故障で開幕一軍にはいなかった。今村は谷間の存在。田口だけがローテを守っている成長株だが、まだ高卒3年目で一軍定着1年目。信用できるのは菅野しかいないということ。マメなのに抹消したのは、開幕早々に中5日で投げさせたり、無理をさせたことによる勤続疲労を考慮してのこと。それと、これから無理をさせるからに他ならない。最初は中6日で入りながら、9月に入れば登板間隔を詰める。高橋監督は首位広島や3位DeNAとの直接対決をにらみながら、中5日や中4日も辞さない構え。だから、今のうちに『夏休み』を取らせ、心身ともにリフレッシュさせたのです」(チーム関係者)

 広島とは6.5ゲーム差。高橋監督や尾花投手コーチにはもともと、「先発5人で中5日」というプランがある。先発投手を少数精鋭にしたいのである。これからは信用できる投手だけで登板間隔を詰める時期に突入する。リフレッシュ休暇明けのエースに、いよいよ「由伸のムチ」が入る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々