シンクロデュエットで銅 乾・三井組に“リフト50cm”の差

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 ウクライナのペアが精彩を欠いたこともあり、何とかメダルを手にしたが、190点台をマークした1位ロシア(194.9910点)、2位中国(192.3688点)の上位2強とは依然として差がある。5連覇を達成した絶対王者のロシアはともかく、中国には「50センチ」の壁に阻まれたと言っていい。

 TRでは、規定要素のひとつでペアを持ち上げるリフトは、高さが評価される。身長は中国の黄雪辰175センチ、孫文雁170センチに対し、乾170センチ、三井168センチと大差はない。しかし、高さのあるアクロバチックなリフトをこなした中国と比べて日本の高さは50センチ近く下回っていた。小さいようで大きな差が浮き彫りになった。

 ここ数年はウクライナ、スペインの新興勢力が力をつけ始め、かつてはロシアと2強を形成した米国も再び強化に乗り出した。復活ののろしを上げた日本シンクロだが、安閑としてはいられない。

▽井村HCのコメント
「日本にメダルを戻したい気持ちがあった。まずはデュエットで役に立てた。忘れられない誕生日になった」

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