チーム12年ぶり銅のシンクロ 東京への課題は“選手確保”

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 井村HCは「04年までは代表でリタイアした選手はいなかった。代表入りを断るのも私には理解できない」と選手の意識低下を嘆いているほどだ。

 もっとも、シンクロの選手離れは指導者側にも原因がある。井村HCはリオでのメダル取りを目指して代表チームの合宿中は1日10時間以上に及ぶ練習を課してきた。デュエットの三井が「地獄のような日々を過ごしてきた」と振り返ったが、決して大げさではないだろう。

 体格や見栄えで世界に劣る日本がシンクロでメダルを取るには猛練習するしかないのは事実。来年7月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)に向けたナショナルチームを編成する際、何人の選手が招集に応じるか。

▼乾主将のコメント
「演技が終わったときから涙がとまらなかった。日本にメダルを戻すのが目標だったので、達成できて少しほっとしている気持ち」

▼井村HCのコメント
「きょうの演技は力を出し切れたと思う。これが私の目指していた結果。選手の喜ぶ姿を見て、率直にうれしかった」

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