練習は1日12時間 シンクロ日本復活の裏に「ハイポ」あり
日本時間19日に行われたシンクロナイズドスイミングのチーム・テクニカルルーティン(TR)で日本は3位。メダル圏内で20日のフリールーティン(FR)を迎える。1位は優勝候補筆頭のロシア、2位は中国。日本と銅メダル争いが予想されるウクライナは日本に0.3310点の僅差で4位につけた。
かつては「お家芸」としてメダルを量産してきたシンクロも、井村雅代ヘッドコーチ(HC)が04年のアテネ五輪後に中国代表コーチへ転出すると、一気にレベルダウン。前回のロンドンでは、チーム、デュエットとも5位に終わり、五輪で初めてメダルを逃す屈辱を味わった。対して中国は北京、ロンドンの2大会で3つのメダルを獲得する大躍進。改めて井村HCの手腕がクローズアップされた。
■「地獄」と呼ばれるスパルタ練習
その井村HCが14年に復帰した途端、日本は再びメダル常連国に浮上するのだから大したものだが、それを可能にするのは選手が「地獄」と口を揃えるスパルタ練習だ。