田中将大 サイ・ヤング賞の条件は“残り試合すべて完封”

公開日: 更新日:

 この試合の前までで田中は26試合で11勝4敗、防御率3.11。勝ち星は他の投手陣よりも明らかに見劣りする。田中は最終候補にエントリーされるのか。

「現時点でア・リーグのサイ・ヤング賞が有力なのはハメルズ、セール、ハップの3人でしょう。ハメルズ、ハップの2人はチームを牽引し続けた貢献度、セールは奪三振数の多さが評価されると思う。その点、田中は、奪三振数(142)、WAR(4・3)とも特に目を引くものではなく、現状では候補の6番手程度でしょう。田中が候補に挙げられたのは今季のアの先発投手が例年と比べてレベルが低いためです」(スポーツライター・友成那智氏)

 9月も中4日のローテーションなら田中は6試合に登板する予定だ。チームはわずかながらWCでのポストシーズン進出の望みを残すだけに、田中は負けられないマウンドが続く。

「残りの登板で好投し、防御率2.7~2.8、WARを6点近くまで上げれば、他の投手次第では最終候補の3人に残る可能性はあります。サイ・ヤング賞を取るには残り試合すべてで完封するしかありません」(前出の友成氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘