休養明け錦織を待つ国内ツアーとマスターズ未勝利の重圧

公開日: 更新日:

 デビスカップの入れ替え戦を5戦全勝で終えた日本。エースの錦織圭(世界ランク5位)は疲労を考慮され、ダブルス1試合の出場だけ。今後は2週間の休養に入る。

 今季の獲得ポイントの上位8人だけが出場できるツアーファイナル(11月13日開幕)のランクは現在5位。今季のプレー内容を見れば、故障でもしない限り出場は間違いないだろう。問題は、アジア・シリーズ2試合だ。10月3日開幕の楽天オープン(東京・有明)は、ATPツアーで唯一の国内大会。錦織のプレーを一目見ようと、毎年チケットは争奪戦になる。連覇がかかっていた昨年は、全米オープン1回戦で敗れたペール(フランス)に準決勝で逆転負け。ファンや大会関係者たちを落胆させた。

 今年は2年ぶりの優勝を自らに課しているそうだが、この大会で優勝をもぎとっても、息つく暇もなく上海マスターズが待っている。

 錦織は優勝ポイントが1000のマスターズにはまだ勝っていない。現在の世界ランク五指の中で未勝利は錦織のみ。楽天オープン(優勝500ポイント)以上に勝ちたい試合だろう。しかし、かなり相性が悪い。世界では無名だった5年前は、世界ランク47位でベスト4入りを果たすも、12年2回戦、13年3回戦、14年も初戦の2回戦で姿を消した。第6シードで臨んだ昨年も3回戦で世界ランク10位のアンダーソン(南アフリカ)にストレート負けを喫した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝