日本OP初V松山英樹 “ボギー後バーディー狙い”に成長の跡

公開日: 更新日:

【日本オープン 最終日】

「成長した姿を日本の皆さんに見せたい」と、4年ぶりに本大会出場の松山英樹(24)が米ツアー2勝の貫禄を見せて勝った。

 4アンダー単独首位発進の最終日は前半に4バーディー、2ボギーとスコアを2つ伸ばし、2位とはスタート時の1打差から4打差に開いてターン。この時点で松山の勝利はほぼ決まり、といってもおかしくなかった。

 折り返して1バーディー、2ボギーと1つスコアを崩したが、追い上げてくる選手もなく、終わってみれば2位とは3打差と楽々の逃げ切りだった。

 現地で取材した評論家の菅野徳雄氏が「筋書き通りの結果になった」とこう続ける。

「日本ツアーの選手はタフなコース設定にスコアを維持するのがやっとだった。しかし松山はラフを恐れずに、グリーンまで短い距離ならば深いラフからでも狙っていた。それは当たり前の話で、米ツアーのラフは粘りのあるベント芝ですが、日本のコーライ芝はヘッドの抜けがよく楽だったんでしょう。優勝がほぼ決まり、決して手を抜いたとは言いませんが、12番から3連続で短いバーディーチャンスを外したのは問題だった。あれを当たり前のように決めたら、もっと米ツアーでも勝てるはずです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」