日本オープン 松山・スコット・石川が“予選同組”の不可解

公開日: 更新日:

 13日から始まった日本オープン。目玉は11時35分に1番スタートの26組、アダム・スコット、松山英樹石川遼の3人だ。

 主催の日本ゴルフ協会(JGA)が3人の出場を発表したのは9月12日。その時から3人一緒のペアリングがうわさされていたが、その通りになったのだ。

 さらに例年なら組み合わせ発表は開催週の火曜日だが、今年は1週間も前の10月5日と、大会を盛り上げるためにJGAの3人に寄せる期待の大きさがよくわかる。

 だが、ゴルファー日本一を決める本大会にわざわざ“目玉”をつくる必要があるのか、という疑問がある。

「日本オープンとは名ばかりで、これでは人気取りのエキシビションマッチと変わらない」と評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「予選2日間は松山、石川、スコットの組にギャラリーは殺到するでしょう。すでにマスコミに対して、この組には取材規制をするという話も聞いています。進行上、混乱するのは避けられないでしょう。JGAも人気をあおって客を集めたいのでしょうが、そもそもスポンサーが冠になった通常大会と違って、公益財団法人のJGAがそんなコマーシャリズムに流されていいのかという気がします。米ツアーメンバー3人のために試合を開催しているようであり、日本ツアープロをないがしろにしているともいえる」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」