広島・緒方監督困った…日ハム王手で秘策“お蔵入り”危機

公開日: 更新日:

 広島の緒方監督は当初、今回の日本シリーズがもつれると踏んで、7戦目の投手起用に頭を悩ませていたらしい。

 先発を中4日の黒田にするか、それとも、ここまでシリーズで登板機会のない福井にするか――。 

「最終戦の先発が福井じゃ、負けた時にナインもファンも納得しない。黒田は3戦目につった両足の状態に関して、『大丈夫』と言っている。それなら、地元で今度こそ本当の最終決戦に行ってもらおうと。緒方監督はもう決めているともっぱらですよ。黒田が投げれば本拠地のファンの凄まじい後押しがあるし、本人も引退を公言しているだけに、後先考えずに飛ばせますからね。1回でも2回でも、行けるところまで行ってもらって、その後は5戦目に先発したジョンソンが中2日でリリーフ待機する青写真だと聞きました。5戦目に6回4安打無失点と抑えながら、わずか95球で降板したのは、おそらく中2日のリリーフ登板に備えてのことでしょう。広島はジョンソンと来季から年俸300万ドル(約3億1950万円)の3年総額が最大で15億円を超える大型契約を結んでいて、本人も意気に感じているようですから」(広島の放送関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし