マエケン来季変身 “省エネ投法”で10.5億円の出来高狙う

公開日: 更新日:

 メジャーの強打者を打ち取る球種の必要性を痛感したそうで、「日本では考えたことはなかったけど、早いカウントから打たせればイニングが稼げる。カット、スプリットの精度を上げ、ツーシーム、シンカーも身に付けたい」と新球習得に意欲を見せた。

 前田が対戦して刺激を受けたのが、今季、最優秀防御率(2.13)のカブスのヘンドリクス(16勝8敗)。前田と同様に直球の最速は145キロ程度で、球威がない分、制球力で勝負するタイプ。豊富な球種でナの強打者を手玉に取り、被本塁打はわずか15だった。

「球は速くないけど、打者は打ちづらい。ああいうスタイルが自分に合っている」(前田)

 広島の黒田もドジャース2年目にムービング系の速球を手の内に入れてメジャーへの適応を図った。

 投球スタイルを変えて来季に臨む前田が今季同様32試合に先発し、目標の200回を投げれば最大限の出来高1015万ドル(約10億5000万円)を手にすることになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到