広島に予告先発の恩恵 第6戦ハム大谷先発せず気勢上がる

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 29日の日本シリーズ第6戦の先発が28日に発表され、3勝2敗と王手をかけている日本ハムは、大谷翔平(22)ではなく、増井浩俊(32)だったからオドロキだ。

「頑張りますということだけです。リリーフも想定している。(起用法に)こだわりは特にないです」と話した大谷は初戦に先発して6回3失点で敗戦投手に。第2戦は代打、第3戦以降は「3番・DH」で出場していた。それでも初日から数えれば、6戦目は中6日。予告先発が発表されるまで、誰もが6戦目の先発を疑っていなかっただろう。

 栗山監督は「幅を考えてみた。起用法? それは戦略上の問題だから。どう使うかは考える」と具体的なことは何も語らなかったものの、大谷ではなく増井の先発は広島ナインにとってこれ以上ない朗報という。

 27日の第5戦前、ある選手は「今日(第5戦)が大事。負けて王手をかけられると、6戦目は(先発)大谷だから、かなりやばい状況に追い込まれますから」と話していた。それだけに広島のチーム関係者は「予告先発が発表された時、選手たちは『ヨッシャー!』と思った」と、こう話す。

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