広島に予告先発の恩恵 第6戦ハム大谷先発せず気勢上がる

公開日: 更新日:

「敵地で3連敗し、ナインは意気消沈。そこに160キロを投げる大谷が6戦目の先発ともなれば、なす術もなくトドメを刺されかねなかった。大谷は6戦目にベンチ待機で守護神、最終戦の先発に回って黒田と最終対決とか、いろいろと臆測を呼んでいる。でも、先発してこないのは事実。抑えは日ハムがリードした展開じゃないと出てこないし、最終戦は誰が先発だろうが腹を決めてやるだけですからね」

■緒方監督の“ファインプレー”

 今シリーズは21日の監督会議の席上で、全試合予告先発が決まった。提案したのは広島の緒方監督。「ファンも楽しみにしているし、予告先発でどうでしょう」と持ちかけ、栗山監督も了承した。

「予告先発にしたメリットは広島にある。こっちは引退を表明した黒田の登板日をファンに明かせるし、何といっても大谷が先発するかしないかが前日に分かる。札幌での3連敗は緒方監督の采配がことごとく裏目に出たが、予告先発を進言したことだけは“ファインプレー”ですよ」(前出の関係者)

 とまあ、広島サイドの気勢は上がっているようだが、増井を攻略できる保証はどこにもない。ヌカ喜びに終わる可能性も、もちろんある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋