カメラマンが見た 澤の「10」担う万能型FW籾木結花の笑顔

公開日: 更新日:

 そのダイナミックなプレーからは想像できない153センチという身長は、アスリートとして恵まれているとは言い難い。

 ところが籾木結花(20)のプレーは、フィジカルにおいてコンプレックスなど存在し得ないことを証明しているかのようだ。ドリブラーであり、パサーであり、キッカーであり、ゴールゲッターでもある。攻撃のその時々で籾木は、自らを見事に演じ分ける。

 所属するなでしこリーグ1部の日テレ・ベレーザでは今シーズンから、女子サッカーのレジェンド澤穂希(38)が長く付けていた10番を担う。

 そしてU―20女子代表でも日の丸とともに10番を背負っている逸材だ。

 13日にパプアニューギニアで開幕したU―20女子W杯で日本は優勝を目標に掲げる中、早くも籾木が初戦で魅せた。アフリカ勢では世界大会の常連国であるナイジェリアを向こうに回し、先制点を含む2ゴール・1アシストという活躍ぶり。相手のオウンゴールを誘ったのも、籾木のシュート性のクロスだった。

 照れ笑いを浮かべながらも、籾木は「(6―0の圧勝が)過信につながってはいけない」と自分自身を律した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性