大谷争奪戦から脱落か ドジャース不法交渉疑惑をMLB調査

公開日: 更新日:

 加えて花巻東高時代から大谷を徹底マークしていたのがこのドジャースで、大谷の憧れの選手はドジャースのエース・カーショウだ。

 現行の入札制度は、移籍金付きFAのようなもの。大谷のケースであれば、まず日本ハムが約23億円を上限とする移籍金を設定。その金額を払う意思のある球団の自由競争となり、獲得球団は契約成立後、移籍金を日本ハムに支払う。基本的に本人の希望球団に行ける制度で、大谷争奪戦においてドジャースは他球団を一歩も二歩もリードしているといわれる。

 そんな状況下で生じたタンパリング疑惑が、他の29球団の逆鱗に触れたばかりか、「ドジャースの自業自得ですよ」(前出のナ・リーグのスカウト)という指摘もある。

「昨オフ、ドジャースはフルタイム、パートタイムを合わせて40人ものスカウトをクビにした。一昨年オフから、選手の能力を数値化したセイバーメトリクスを重視するフリードマン取締役とザイディGMが編成部門を仕切るようになった影響ですけど、大量解雇はデビッド・フィンリーとゲレン・カー、タンパリング疑惑のある2人の策略でもあった。スカウト部門を自分たちの意のままにしようと、煙たい連中を片っ端から追い出したのです。クビになったスカウトの多くはア、ナ両リーグのさまざまな球団と再契約した。複数球団によるMLBへの抗議は、彼らの恨みも大きいと聞いています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景