リオ・パラ組織委が4億円超未払い金 IPCは法的手段も検討

公開日: 更新日:

 南米初の平和の祭典が負債に苦しんでいる。

 リオデジャネイロ・パラリンピック大会組織委員会が国際パラリンピック委員会(IPC)からの借入金370万ドル(約4億2500万円)の支払いが滞っているというのだ。英国営放送BBC(電子版)が13日に伝えている。

 記事によれば、組織委は各国・地域選手団の大会派遣費用としてIPCから370万ドルを借り入れた。両者の取り決めにより分割で返済することになっていたが、支払われたのは1度だけで、以降は未払いだという。IPCではリオのパエス市長に支援を求める文書を送付。今後は法的手段に訴えることも検討しており、IOCのスペンス広報部長はBBCの取材に「非常に失望している」とコメントしている。

 組織委では銀行口座を凍結されるなど、資金繰りが悪化した事情もあり、IPCに対して支払いの猶予を求めているという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」