清原以来の5年契約 陽岱鋼が巨人に望む“終身雇用”の損得

公開日: 更新日:

 巨人日本ハムからFA入団することが決まった陽岱鋼(29)との契約が「5年総額15億円超」だと15日付のスポーツ報知が報じている。

 小笠原(現中日二軍監督)、杉内クラスの大物でさえ、契約年数は「4年」だった。巨人での「5年」は、過去に広沢、清原の2人しかいないというから、異例中の異例の長さである。球団の誠意というより、「陽の意向が反映されたとみるのが自然でしょう」と、さる球界関係者がこう続ける。

「巨人は山口俊との交渉の際、3年総額6億円から、中日が参入したこともあって7億円に上方修正した。山口の周辺によれば、『実は4年8億円以上です』との声もあって、巨人が最初の提示より条件を上げたことは確か。これを後に交渉した陽側も把握している。案の定、巨人は最初の3年から5年契約に引き上げた。巨人はこのオフの補強で総額30億円といわれるカネをバラまいているが、陽サイドは粘れば契約年数は増やせると踏んでいたようです」

 古巣の日本ハム関係者は「日本の高校出身とはいえ、そこは台湾人。他の外国人選手同様、契約についてはかなりシビア」という。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  3. 3

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    我が専大松戸がセンバツ王者で無敗の横浜に大金星も、達成感、喜びをあまり感じない理由

  2. 7

    永野芽郁「キャスター」“静かにフェードアウト説”一蹴!主演映画も絶好調で“稼げる女優”の底力発揮

  3. 8

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  4. 9

    長嶋茂雄さんは当然のように電車改札を「顔パス」しようとして、駅員に捕まった

  5. 10

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」