副会長“解任”で露見 日本ゴルフツアー機構のデタラメ管理

公開日: 更新日:

 12月16日、男子ツアーの来季スケジュール発表の席上で、大西久光日本ゴルフツアー機構(JGTO)副会長が、松井功副会長の辞任を明かした。

 12月1日に、松井氏からJGTOへ、「烏山城CCをはじめ、3ゴルフ場の理事長や、日本ジュニアゴルファー育成協議会、日本プロゴルフ殿堂の理事長を務めて多忙を極めている。また75歳という年齢で体力的に(副会長職は)きついこと、後進に道を譲るため」と辞任届があったからだ。

「しかし辞任ではなく事実上の解任です。11月28日の理事会で松井さんが副会長を辞めるのは承認済みで、松井さんはその理事会にも出席しなかった。12月5日に行われたJGTO表彰式は松井さんが実行委員長として仕切る予定でしたが、表彰式にも顔を出さなかった」(関係者)

 どうして松井副会長は解任されたのか。それは本紙12月9日号の「暗雲垂れ込める青木功新体制」と関係している。

 松井氏がJGTO内でのトラブルを報じた経済誌とゴルフジャーナリストを個人的に訴えたからだ。何が問題になったかといえばJGTOのコンピューターシステムの保守管理変更にともなうトラブルだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」