黒田塾で覚醒 広島・野村“投手2冠”の裏に野手との雪解け

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 16勝3敗で最多勝、勝率1位の投手部門2冠に輝いた広島野村祐輔(27)。エース前田(現ドジャース)の抜けた穴を埋め、25年ぶりのリーグ優勝の立役者となった。表彰式では「石原さんのリードとバックの守備に助けられて賞を取ることができた」と優等生発言。これは昨年までの野手陣との“確執”と無関係ではない。

 プロフィルは177センチ、82キロ。しかし、ここ何年かは明らかなウエートオーバーでキャンプに臨んでいた。球団関係者がこう明かす。

「ブクブクに太って合流するもんだからキャンプで走れない。チーム内では『祐輔のやつ、オフの間なにやってたんだ?』と白い目で見られた。打ち込まれた試合で『やる気あんのか? 太り過ぎだ』と詰め寄った野手陣と険悪なムードが漂ったこともある。実際、14年7勝、15年5勝。ドラ1入団なのに、ここ2年はパッとしませんでした」

 転機は昨年復帰した黒田に弟子入りしたこと。調整法などを参考にしたと本人は感謝するが、カリスマに教わったことはそれだけではない。

「40歳を過ぎた黒田さんがあれだけ練習をしているとか、どんな節制をしているとか、一緒にいて学んだんでしょう。やっと自覚が芽生えたんです。今春のキャンプは締まった体で登場しましたから」(前出の関係者)

 一部選手の間で「今年は太ってねえな」とささやかれた。登板試合の援護点の多さも後押しした「16勝」。裏には野手陣との“雪解け”があった。

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