活躍若手が年俸微増…阪神は契約更改も“広島式”で超変革

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 18日、阪神の若手が契約更改。今季、72試合で7本塁打を放った2年目の江越(23)が100万円増の1700万円、64試合出場で打率.266、4本塁打を放ち、後半戦はスタメン起用されることが多かった中谷(23)が500万円増の1200万円、今季2本塁打の陽川(25)が100万円増の900万円でそれぞれサインした。

 前日は新人ながら4勝を挙げた青柳(22)が480万円増の1200万円で更改。かつて、秋山が高卒1年目の10年に4勝を挙げて600万円から倍増(1200万円)をゲットしたように、若手でも厚遇を得られた阪神としては少々シブい。

 これは金本監督の意向も加味されているようだ。阪神は人気球団であるがゆえ、若手は1年でも活躍したら周囲からチヤホヤされる傾向がある。高級車のハンドルを握る二軍選手も少なくない。ハングリー精神が芽生えづらい環境といえる。

 金本監督の古巣・広島は、一軍で少し活躍した程度ではドカンと給料は上がらない。その分、引退後はコーチや職員で再雇用するなど面倒を見るケースが多い。金本監督は現役時代、プロ3年目に90試合出場で打率.268、17本塁打、43打点をマーク。レギュラーを掴んだが、年俸は1000万円から2300万円。現広島の新井も、3年目に124試合出場で打率.284、18本塁打、56打点とブレークするも、規定打席に到達せず、1500万円から2200万円と微増に終わった。

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