相撲協会ナンバー2尾車親方 “稀勢の里ひいき”報道に反論

公開日: 更新日:

 初日から5連勝と、今のところ取りこぼしがないものの、それでもいまひとつ信用ならないのが大関稀勢の里(30)だ。過去にも優勝まであと一歩という場面で、何度も綱とりに失敗している。稀勢の里が所属する二所ノ関一門の総帥で協会ナンバー2(事業部長)の尾車親方(59=元大関琴風)はどう見ているのか。

――稀勢の里が優勝するために、足りないものは何ですか。

「うーん……気持ち、だろうねえ。特に先場所は、横綱を3タテした直後に、平幕の栃ノ心に負けてしまった。『ここで負けちゃいかん』とか、余計なことを考えてしまったんじゃないか」

――気負ってしまった、と?

「気負いというか、大事にいこうとし過ぎた。横綱との3番は『いってまえ!』という、積極的な気持ちで臨んでいた。それが栃ノ心戦では『負けられないから、大事に大事に』と消極的になってしまったんだろうね」

――年頭の一門連合稽古では足の違和感で、最後のぶつかり稽古を回避。二所ノ関親方(元大関若嶋津)から「あそこで稽古していれば、横綱になったのに」と、苦言を呈された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした