WBC影響心配…G小林“第3捕手”選出濃厚に由伸監督の複雑

公開日: 更新日:

 3月に行われるWBCの侍ジャパンのメンバーに、巨人小林誠司(27)が追加選出されることが有力となっている。すでに発表されている大野(日本ハム)、嶋(楽天)に続く、「第3捕手」が役割になりそうだ。巨人のチーム関係者がこう言う。

高橋由伸監督は不安でしょう。坂本や菅野は代表でも主力。チームを引っ張るしかない。でも、第3捕手は2人の捕手にアクシデントがあった場合のサポートのサポート的役割。過去3大会の正捕手のように、大野と嶋が絶対的な存在ではないにせよ、小林が試合に出る機会は少ないことが予想される上に、代表のスケジュールが始まれば、個人の練習時間は限られる。首脳陣の心配はまさにそこなんです」

 小林の昨季の打率はリーグワーストの・204。現在はグアムで先輩の阿部に弟子入りし、連日の打ち込みでパワーアップを図っている。その猛練習も侍入りで一時中断。追加メンバーの立場から、代表では出場機会が限られる。

■過去の控えはみなメッタメタ

 これまでの3大会は、第1回(06年)は里崎(当時ロッテ)、第2回(09年)が城島(同マリナーズ)、第3回(13年)は阿部(巨人)が正捕手を務めた。そこにそれぞれ2人の捕手がサポートしていたが、その年のシーズンで活躍したのは、城島の控えに回った09年の阿部のみ。.293、32本塁打でチームを日本一に導いた。06年の相川(当時横浜)は、シーズン打率.245。翌年は3割を超えた(.302)だけに、試合に出ないWBC直後のシーズンの対応が難しかったことが分かる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  4. 4

    ソフトB“二軍の帝王”砂川リチャードが一軍で打てない根本原因…師匠・山川穂高が喝破

  5. 5

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 8

    ポストシーズンの分配金が示す光と陰…一般職員の年収は約5万ドルで平均未満、“やりがい搾取”の一面も

  4. 9

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  5. 10

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言