薬物選手再評価とトランプ発言…24年ロス五輪に漂う暗雲

公開日: 更新日:

 史上最多となる3度目の開催は雲行きが怪しくなってきた。24年夏季五輪開催地に立候補している米国・ロサンゼルスのことだ。

 米国内でのドーピングへの意識が低下しているからだ。18日(日本時間19日)に発表された野球殿堂では落選したものの、現役時代にドーピング疑惑のあったバリー・ボンズ(投票率53.8%)、ロジャー・クレメンス(同54.1%)の2人が過半数の支持を集めた。以前ほど、薬物に対する嫌悪感がなくなっているのだ。

 ステロイド時代にコミッショナーを務めたバド・セリグ、あのマーク・マグワイアがプレーしたカージナルスを率いたトニー・ラルーサの2人が昨年殿堂入りしたため、「選手も評価すべき」という風潮が強まっているともいう。

 ドーピング選手を再評価する米国の風潮には、IOCが重大な関心を寄せている。ロシア陸連による組織的ドーピングに端を発し、IOCとWADA(世界反ドーピング機関)は、新たな協力関係を築いた。ここ数年の米国の野球殿堂選出は、禁止薬物撲滅に向けた機運の高まりに逆行するだけに、「ロサンゼルスは五輪の開催地にふさわしくない」と判断するIOC委員も中にはいる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離