右肩痛再発か 巨人・山口俊「三軍スタート」で開幕に暗雲

公開日: 更新日:

 DeNAから巨人にFA移籍した山口俊(29)が、三軍でスタートすることになった。二軍に組み入れられていた当初の春季キャンプのメンバーから変更。29日、巨人が発表した。

 昨季終盤に右肩を痛めて戦線離脱。チームが初出場したCSに登板できなかった。古巣のDeNA関係者は「巨人とのファーストステージは間に合わなくても、広島とのファイナルには登板できる見通しがあって、ラミレス監督もアテにしていた。それが、肩の状態が思ったよりも深刻で、回避せざるを得なかった」と話していた。

 そんな事情を考慮されてのキャンプ二軍スタート。これは高橋監督や球団の“温情”だった。これまで慎重に調整してきたが、前日にブルペンで投球した際、肩痛を再発させた可能性がある。

「スタッフ会議で大事を取って二軍スタートを決めたのに、キャンプイン直前にわざわざ三軍に変更するのだから、よっぽどです。二軍の通常メニューさえこなせないわけで、ごまかせるレベルではなくなったということ。FA1年目だし、キャンプは二軍スタートでも、オープン戦で合流さえすれば、開幕ローテーション入りは堅かった。三軍はリハビリの意味合いが強いだけに、戦力として期待していた高橋監督も頭が痛いでしょう」(チーム関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性