WBC登板断念の重大影響…大谷の今オフメジャー挑戦に暗雲

公開日: 更新日:

■米球界挑戦の3要素

 さる日本ハムOBがこう言った。

「大谷が今オフ、メジャー挑戦に踏み切る要素は大きく分けて3つだと聞いています。シーズン中にそれなりの個人成績を残して、なおかつチームの2年連続優勝に貢献する。そしてWBCでそれなりの結果を出す。3つの目標をクリアできれば、間違いなく今オフ、海を渡るというのです。本人の中でWBCでの活躍は、メジャー挑戦するうえで周囲が思う以上に大きな要素になっているのでしょう」

 WBCはメジャー志向のある日本人選手の見本市みたいなもの。松坂もダルも田中もWBCでの活躍が大きなポイントになって海を渡ったし、今回もメジャー30球団が大谷に注目している。米メディアの多くは今回の大谷の「登板回避」を大々的に報じている。注目度でいえば、かつてのダルや田中の比ではない。

 メジャー球団の大半は大谷の投球が目当てだけに、野手としてのみの出場であれば正当な評価は得ることができない。なにより“本業”の投手でメジャー相手の腕試しができなければ、本人のモチベーションにもかかわってくる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず