大谷不在の損失100億円 WBC日本代表は試合以外も大苦戦

公開日: 更新日:

 本戦に加えて壮行試合と強化試合をセットで購入、莫大な放映権料を支払っているテレビ局も頭が痛い。

「大谷離脱で中継もニュースも構成は一からやり直さざるを得なかった。番宣用に大谷を起用して作ったCMはもちろん、各局が撮りだめしてきた大谷の素材もいったんお蔵入り。合宿では大谷の一日を追う企画を考えていたそうだが、それもボツになりましたから。本戦が始まればある程度は注目も高まるはずだが、今回の侍ジャパンはチームとして勝ち進むことくらいしか話題性を上げる術はないでしょう。このままでは本戦の数字もどうなるかわからない」(放送関係者)

 関係者が危機感を募らせる今、勝って盛り上げていくしかないのに、この日の台湾戦は5-8で完敗。17安打を浴びた投手陣がボロボロで、打線も完全に力負けした。実戦2連敗となった小久保監督は「あくまで(開幕の)7日にいい状態へ持っていくこと。そのために無駄な試合はない」と前を向いたが、このままではジリ貧になる一方だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」