右肩痛の巨人山口俊 開幕絶望どころか“松坂の二の舞”不安

公開日: 更新日:

「松坂は15年春のキャンプ中に右肩の筋疲労を発症。一度は実戦復帰を果たしたものの、5月に再び右肩の違和感を訴え、予定していた登板を回避した。そこからは一進一退。キャッチボールはできても遠投やブルペン投球はできないという違和感や鈍痛に悩まされ、結局手術に踏み切った。正式には『鏡視下にて右肩関節唇および腱板クリーニング術、ベネット骨棘切除術、後方関節包解離術』という方法。全治は6カ月とのことだったが、1年半が経過した今も完全復活はできていない。投げられるのに、なかなか違和感が消えないという山口俊の肩の状態は、あの頃の松坂とよく似ています」

 開幕にはこだわらないという首脳陣も、今季の「2ケタ勝利」はアテにしているともっぱら。球団は「4年総額8億円」という大枚をはたいている。「2ケタ」は最低限の仕事であって、WBCで疲弊することが予想されるエースの菅野をサポートして余りあるくらい、バリバリ先発陣を引っ張ってくれなければ割に合わない。これは関係者共通の本音だろう。

 松坂同様に三顧の礼で迎えられ、金額こそ違えど、「4年」の長期契約も同じ。松坂は1年目の途中で手術に踏み切ったが、山口俊としてはソフトバンク在籍3年でいまだ未勝利の「松坂化」だけは避けたいところである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状