侍Jを牽引 青木宣親“メジャー仕込み”のリーダーシップ

公開日: 更新日:

 青木は声をかけるタイミングを常に探っているという。

「外野を守ってるときに、次の攻撃の前にベンチで集めて言った方がいいかなと考えますね。守っていて、マウンドまで走って行って投手に声をかけたいと思うときもあります。でも、僕はそれができませんからね」

 こう話す青木は、内野の要である遊撃の坂本について言及した。

「そんなとき、(坂本)勇人がバッチリなタイミングで声をかけてくれる。『こういうタイミングで声をかけた方がいい』と直接言ったことはないけど、(お互い)通じるものがあるというか。(坂本)本人はそういうことを外に向けて言うことはないと思うけど、前回WBCに出ているし、巨人という大きなチームでやっているから、そういうことができるのかもしれない。前から勇人のことは知っているけど、改めて一緒にプレーしてみて、プレーヤーとしてさらに成熟した印象がありますね」

 グラウンドを離れても、中田ら年下の選手とも食事をするなど気を配っている。09年のWBCではイチロー(マーリンズ)の背中を見て世界一を達成。今回はただ一人のメジャーリーガーとしてチームを牽引しようという気概が伝わってくる発言ではある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘