市立呉・中村監督に聞く 創部10年で甲子園までの紆余曲折

公開日: 更新日:

――肉体的にもしんどかったと。

「もちろん、これくらいは覚悟していましたけどね。さすがに2年目から『部員が増えたので2回に分けて選手を運んでくれ』と言われた時は、殺されるー! と思いましたよ(大笑い)。それはさすがに勘弁してください、と(笑い)」

――結局、どうしたのですか。

「学校の近くに広場があって、そこを整備することになった。ただ、公共の公園なので土日は使えない。週末は試合以外は空き地でバットを振らせたり、山登りで体を鍛えています」

■上甲さんの反応は…?

――選手の下宿先も監督自ら探したとか。

「呉は交通が不便。普通なら帰れる距離なのに、野球部の練習があると帰宅が困難になる子もいましたからね。アパートを借りて、僕もそこに住むようにした。僕の家はそのアパートから20分。単身赴任です(笑い)」

――選手集めもしたのですか。

「推薦は県内のみ。一般入試だと県外からも受け入れますけど、そもそもよそからはあまり来ませんよ。部員もほとんど呉の子です。最近は広島市内からポツポツと。尾道商時代の教え子が息子さんを預けてくれることもあります」

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