巨人5連勝ならず…マイコラス“カモ虎”に打たれた深刻度

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 頼みのキラーがやられた。21日の阪神戦に先発した巨人のマイルズ・マイコラス(28)が来日3年目で初めて阪神に負けた。

 初回、いきなり福留に3ランを浴びて出はなをくじかれた。五回には押し出し四球を与えるなど、6回7安打4失点でKO。マイコラスは今季初黒星となった。それより何より、虎に攻略された事実の方がはるかに重い。なにせ、阪神戦はこれまで7度の先発で4勝0敗。“カモ”にしていたのだ。巨人の高橋監督は「なかなか打てなかった。最初に3失点は効いたかな」と首をかしげた。

 虎キラーのおかげで、巨人は昨季の阪神戦を15勝9敗1分け、15年も16勝9敗と大きく勝ち越していた。

「ここ数年は首脳陣、選手に『貯金は阪神から稼ぐ』という雰囲気はあった。確実に勝ってくれる虎キラー・マイコラスの存在が大きかったんですが……」(チーム関係者)

 やられる兆候はあった。マイコラスは去る7日、敵地・甲子園で7回3失点で阪神から白星を挙げたものの、10安打を浴びた。阪神の金本監督は「以前のようなアレルギーがなくなったのかな」と手応えを口にしていた。

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