巨人5連勝ならず…マイコラス“カモ虎”に打たれた深刻度

公開日: 更新日:

 暴れっぷりは変わっていなかった。五回に押し出し四球を与えた際、審判に食ってかかった姿である。3月に第1子となる長女が誕生。「自分のことを見て子は学ぶ。去年みたいにグラブをたたいたりしないようにする」と誓っていた。昨年は感情をむき出しにすることがあったからだ。

 昨年9月のDeNA戦で本塁打を浴びた直後、ベンチでグラブを投げつけるなど大暴れした試合がある。それだけでは終わらず、今度は捕手の小林のキャッチングが悪いと、マウンド上で身ぶり手ぶりを加えながら激高。ベンチに戻っても何度もバットを床にたたきつけるなどやりたい放題で、周囲をいてつかせる“事件”があった。そんな問題行動も「伝統の一戦にめっぽう強い」から許された。結果が伴わなければ状況も変わってくる。

 巨人は今季の阪神戦1勝2敗。阪神の「アレルギー」が完全に消えて、今年はカモからカモれないとすれば、マイコラスにとっても高橋監督にとっても、想定外の事態である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?