6試合で48失点…広島“投壊”の原因を畝投手コーチが指摘

公開日: 更新日:

 さしずめ「神宮バッティングセンター」といったあんばいだった。

 11日のヤクルト戦は12失点と大敗の広島。前日も試合には勝ったが7失点。3タテを食ったその前の阪神3連戦は計26失点。ここ6試合で48失点と投手陣が打ち込まれている。

 緒方監督は「いつまでも下を向いているわけにはいかない」と話したが、「投壊」は何が原因か。畝投手コーチはこう言う。

「四球が(リーグで)一番多いというのが問題で、自滅のような形になっている。技術的な問題より精神的な方が大きい。投手陣みんなが、打たれれば打たれるほど自分が抑えなくてはという気持ちになって、どんどん追い込まれる形になっている。一度、話し合おうということで、阪神戦のときに監督を交えて選手たちとミーティングをしました」

 しかし、緊急ミーティングの甲斐もなく、ヤクルトに負け越し。11日現在は2位だが、3位巨人との差は1ゲームに縮んだ。畝コーチは「配置転換のようなことまでは、今のところ考えていない」と言うが、打率.274(12球団トップ)と打ちまくってもザルで水をすくうようなもの。対策を講じなければ、野手も息切れしてしまう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が“本塁打王を捨てた”本当の理由...トップに2本差でも欠場のまさか

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?