DeNA平良がプロ1勝 山口俊獲得の巨人「4年8億円」の代償

公開日: 更新日:

 巨人のフロントは頭を抱えたはずである。

 DeNAの平良拳太郎(21)が、今季初登板となった10日の中日戦でプロ初勝利。5回3安打1失点の好投に「ホッとした。これからもっと勝てるようになりたい」と笑顔を見せた。

 沖縄・北山高から13年ドラフト5位で巨人に入団。将来のエース候補といわれ、開幕投手を務めた二軍で6勝を挙げた昨年は一軍デビューも果たした。いよいよ一軍定着と本人もチーム関係者も期待した矢先、オフにFAで獲得した山口俊(29)の人的補償でDeNAに“放出”された。

 巨人が4年総額8億円の大金を積んで招いたその山口俊は、キャンプ前に右肩痛を訴え、いまだ二軍戦にも登板していない。平良が、一軍昇格が早くても6月以降といわれている山口俊の勝ち星を上回るなんてことになれば、これほどアホらしい補強もない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘