巨人マイコをメッタ打ち5点KO 広島打線に火がついたワケ

公開日: 更新日:

 26日の広島戦で先発した巨人の今季の開幕投手マイルズ・マイコラス(28)。試合前まで防御率は2.89ながら、広島戦に限ると0勝1敗、同7.50と打たれている。来日1年目の15年は1勝2敗、同4.32。昨年も0勝1敗、同4.00。唯一、苦手としている球団なのだ。本人も「なぜ広島にだけ打たれるのか」と気にしているというが、案の定、この日の試合も広島打線につかまった。四回に菊池に先制本塁打されると、六回に4連打を浴びるなど3失点。結局七回途中5失点でKOされ、3敗目(4勝)を喫した。

 実は悪いことに、天敵にさらに目の敵にされる“事件”が昨年9月に起きていた。マイコラスが登板した広島戦で、鈴木、松山に2者連続本塁打を浴びた直後の安部の初球に死球。この日2個目だったこともあり、ベテランの黒田と新井が激怒するなど、乱闘寸前の一触即発ムードが漂った。広島のある選手が言う。

あの試合の(安部への)2個目の死球はヒドかった。2者連続本塁打の後の初球ですからね。それも指を離れた瞬間に体に向かってくるような軌道。あれだけコントロールが良くて、四球をほとんど出さないマイコラスがあんな死球を出しますか? 投げ合っていた黒田さんが乱闘に走ろうとしたのも分かります。少なくとも広島ベンチは“故意”だったと受け止めているんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝