“強制終了”の過去あり セ首位打者ベイ宮崎は「練習の虫」

公開日: 更新日:

 意外な名前がセの打率トップに立っている。昨19日のオリックス戦でも3打数2安打2打点と活躍し、打率.342で首位打者をキープしたDeNAの宮崎敏郎(28)だ。昨年までの入団4年間の通算打率が.283だった男がバットマンレースを牽引しているのだ。

 小川打撃コーチがこう言う。

「変化球の見極めができるようになった。もともと、手首の柔らかさとヒジをうまくたためる器用さはあったんです。だから、ボールを手元まで引き寄せられる。それが、選球眼にもつながるようになった」

 実際、三振数はリーグ最少の19(52試合)。打率.333で2位につける広島・丸の55三振(67試合)に比べてもはるかに少なく、「右の安打製造機」の異名を取るソフトバンクの内川(53試合で17三振)に匹敵する数字だ。その確実性には、ラミレス監督も「バットコントロールはセ・リーグでナンバーワン」と太鼓判を押すのだが、その技術を支え、才能を花開かせたのが、豊富な練習量である。選手やコーチの誰に聞いても、「練習の虫」と口を揃える。デーゲームの日は朝7時前には球場入りし、ひとり黙々とバットを振っている姿はベイスターズの日常的光景だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは