日ハム近藤「4割打者」への条件は? 恩師が語る技術と心

公開日: 更新日:

 日本のプロ野球界では初となる4割打者の可能性を秘めているのが日本ハム近藤健介(23)だ。

 31日のDeNA戦は3打数1安打2四球で打率.407。開幕から2カ月が過ぎて、いまもなお4割をキープしている。

 今季は主にDHで、この日が出場46試合目。73年に張本勲が記録した打率4割超の球団最長記録に並んだ。

 かつての恩師で、横浜高の元野球部部長・小倉清一郎氏は、近藤の好調な打撃をこう解説する。

「昨年まではバットのヘッドが先行して外側から出ていたため、二塁ゴロが多かった。それが今年はヘッドを遅らせ、先にグリップを出して振っている。その結果、インコースをショートの頭上に打てるようになり、左中間や左翼方向への打球が増えた。それと昨年、一本足打法の広いスタンスを狭くするよう、極端に踏み込み過ぎてインコースが窮屈になるインステップをやめるようにアドバイスした。今年はそれが修正され、スイングがスムーズで柔らかくなりましたね」

 一昨年、リーグ3位となる打率.326をマーク。もともとシュアだった打撃に、今年は磨きがかかったようなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは