7月の見切り発車が裏目 ハム大谷“二刀流”本格復帰はいつ

公開日: 更新日:

 大谷翔平(23=日本ハム)が、投打で躍動するのはいつになるのか。

 2日のロッテ戦は3打数1安打。ここ6試合は毎試合安打を放っているが、得点圏打率は.125。本塁打はまだ、たったの3本だ。

 それでも打率は.299。打つ方はともかくとして、肝心な投手としての復帰にメドが立っていない。7月12日のオリックス戦で1回3分の1を投げて以降、本格的なブルペン投球は一度もやっていないのだ。

「たいした投げ込みもしないまま、二刀流復帰をせいて7月12日に見切り発車で投げさせたのが裏目に出たのですよ」と、あるOBがこう続ける。

「左太もも肉離れは完治しましたが、右足首は不安を抱えたまま。つまり下半身強化が十分でないにもかかわらず、投げ込みを数回やっただけで、いきなり実戦登板させたのです。ストライクが入らずに4失点とボロボロだったのは無理もありません。いまは投手として投げられる体を一からつくり直している段階。投手としての完全復帰は、当初の予定より大幅に遅れて、9月下旬になるかもしれないと聞きました。最初から、野手としての練習はある程度犠牲にし、投手としての調整を丁寧にやっていれば、9月上旬には先発として復帰できたと思いますけどね」

 9月下旬と言えば、シーズン終了直前。急がば回れというが、二刀流復帰を急いだがゆえに、投手としての大谷は今季中に見られない可能性もあるというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発