開星・山内弘和監督に聞いた “請負監督”の実態と待遇

公開日: 更新日:

 ――いわゆる二足のわらじですか?

「ボランティアだったので、コーチとして給料はもらっていなかった。後に甲子園に行ったときは周りから『仕事で給料もらって、開星でもコーチ料もらって』と言われましたね。前監督が酒好きだから週1~2回、下手したら週3回飲みに行っていて、『お金もらっとるからあんなに飲める』とも言われました。部費から俺にお小遣いが出るとかもないですよ」

 ――収入源は土木の仕事だけと。

「平成18(2006)年にその会社の経営が悪くなって、経営者が代わった。DeNAにいる梶谷の代の夏に甲子園出場が決まった後です。そのときの社長に呼ばれて『おまえのやっていることは趣味だ。甲子園から帰ってきたら話をしよう』と言われて。要はクビです。そのとき一番つらかったのは、女房が養護学校の講師で、契約社員みたいな形だったけど、その年に初めての子供が生まれて。子供が生まれたときは2人とも無職でした」

■「ノルマはまったくない」

 ――無職の期間はどれくらい?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 9

    シード漏れ“ほぼ確”渋野日向子が10日開幕の国内戦へ…原英莉花や岩井ツインズ、古江らも集結

  5. 10

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…