巨人正捕手・小林の後輩がドラフト“控え1位”候補に急浮上

公開日: 更新日:

 夏の甲子園に出場している広陵広島)の中村奨成捕手(3年)が、試合ごとに評価を上げている。17日の2回戦で、優勝候補の秀岳館(熊本)を撃破するダメ押し本塁打を左翼席へ叩き込んだ。2本塁打した1回戦に続き、これで3本目。中村は「打った瞬間、いったと思った。自信を持って打席に入れている」とキッパリ言った。

 守っても二塁送球タイム1.74秒、遠投120メートルの強肩を披露。各球団のスカウトが評価する中、捕手難にあえぐ巨人は特に垂ぜんのまなざしを向ける。岡崎スカウト部長は「1位で消える可能性もある。入札もある」と目を細めているのだ。

「本命の早実・清宮次第ではあるものの、もし大学進学などでプロ入りしない場合の“控え1位”候補に急浮上しているようです。小林の高校の後輩ながら鉄砲肩は互角。まさに巨人が探している『打てる』捕手でもある。この打撃力に加え、足も速いという走力と身体能力の高さは、すでに先輩を超えているのではないか、と冷やかすスカウトもいるほどです」(球界関係者)

 巨人の首脳陣は小林の2割前後の打撃に不満がある。この日も1点を追う八回2死一塁で代打・相川を送っている。村田ヘッドコーチは開幕前、「終盤に代打を出されているうちは正捕手じゃない」と苦言を呈していた。このオフの補強ポイントであることは間違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後