逆転Vで今後が心配…日馬富士に迫る“燃え尽き症候群”

公開日: 更新日:

「本人は『10回目の優勝を目指す』と話しているが、どこまで気持ちを高められるか……」

 横綱についてこう話すのは、ある親方だ。

 9月場所を自身9回目の優勝で飾った横綱日馬富士(33)。一夜明けた25日の会見では、「優勝を意識するどころじゃなかった。気持ちだけは負けないよう、前を向いて相撲を取った」と率直な気持ちを打ち明けた。

 場所前から自分以外の3横綱が休場を発表し、日馬富士は1人横綱を余儀なくされた。しかも序盤で3連敗。この時点で優勝は絶望的となり、「限界説」もささやかれ始めた。

 ところが終盤に急展開を迎えた。大関豪栄道(31)が勝手にコケ、4敗をキープしていた日馬富士は、まさかの優勝戦線復帰。千秋楽では大関を気迫で圧倒し、賜杯をもぎ取った。

 11勝4敗という低レベルの成績ながら、どん底からの優勝だけに、現在は喜び以上に安堵の気持ちが大きいだろう。

 冒頭の親方は「だからこそ、日馬富士の今後が心配になる」と、こう話す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束