千秋楽秒殺を朝青龍が揶揄…豪栄道V目前で急失速の原因

公開日: 更新日:

「大関」が1日に2回も“瞬殺”されるとは情けない。

 24日に迎えた大相撲9月場所千秋楽。結びの一番は3敗の大関豪栄道(31)と4敗の横綱日馬富士(33)。大関が勝てば優勝、横綱が勝てば決定戦という一番は、日馬富士の気迫が勝った。立ち合いで右の前みつを取ると、一気に寄り切った。

 こうなってしまうと、豪栄道に勝ち目はない。決定戦の土俵に上がった後も不安げな表情を隠せず、眉は八の字。闘志みなぎる日馬富士にのまれていた。再び立ち合いで圧倒されると、苦し紛れのはたき。当然、日馬富士に通用するわけがなく、そのまま電車道を決められた。

 テレビ解説の北の富士(元横綱)が、「豪栄道はしばらく立ち直れないかもしれない」と言ったのも無理はない。今場所は3横綱2大関が欠場し、1人横綱の日馬富士は序盤に3連敗。豪栄道に「勝ってください」という状況の中、実際に11日目まで1敗をキープし、優勝戦線のトップを走っていた。それが平幕相手にまさかの2連敗で、最後は日馬富士に屈した。

 この日は元横綱朝青龍もツイッターで、「ほらーやっぱり引き ダメ!!朝様わかるよ笑笑」と、決定戦の逃げ腰を揶揄。豪栄道は追い詰められると引き技で自滅することは、「朝様」でなくとも相撲ファンなら誰もが知るところ。優勝が見えてきた終盤、平幕に星を落としたのも引き技が敗因だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」