逆転Vで今後が心配…日馬富士に迫る“燃え尽き症候群”

公開日: 更新日:

「序盤の平幕3連敗は、何より相手が相手。琴奨菊(33)、北勝富士(25)、阿武咲(21)でしょ? 力の落ちた元大関に負け、新進気鋭の若手2人にも敗れた。本人も力の衰えと、下からの突き上げを実感しただろう。引退も頭をよぎったのではないか。そこから怒涛の巻き返しだからね。2場所連続全勝優勝で横綱昇進を決めた時とはまた別の達成感があったはず。さらに日馬富士のような軽量力士(186センチ、137キロ)にとって、千秋楽の1日2番は負担も大きい。望外の喜びに加え、心身ともに疲弊困憊なのは容易に想像がつく。しばらくは稽古に身が入らなくなっても不思議ではない」

 場所直前にさっさと休場を決めた3横綱にしてみれば、1人横綱で責任を果たした日馬富士には頭が上がらない。両ヒジ、両ヒザ、両足首に左右の腰など満身創痍の横綱から、「今度はオレが休む。11月場所は任せた!」と丸投げされても、誰も文句は言えないだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束