石川遼「生きるか死ぬかの一打見せたい」に透ける本心

公開日: 更新日:

松山英樹は米ツアーを優先

 昨年大会の上位10位資格で出場するが、前日の会見は勇ましかった。

「優勝スコアは8アンダーくらいかな。生きるか死ぬかという一打を見せたい」(石川)

 そこまで言うのなら、ぜひ見せてもらおうじゃないかとなるが、うのみにしていいのだろうか。

「8アンダーなら勝てると踏んでいるが、日本選手のレベルやコース設定も計算に入れてのことでしょう。もしこれが全米オープンならそんな軽口はたたけない。それだけ大会を甘く見ているわけです。しかし米ツアーで通用せずに日本に舞い戻ってきた石川にファンは関心を失っている。それに万一、石川が優勝しようものなら、それはそれで日本ツアーのレベルを象徴する事件になるでしょう」(前出・宮崎氏)

 前年覇者の松山が、2年連続の日本オープンタイトル獲得よりも、米ツアーを優先したことでも大会の重みがよくわかる。

 そこで石川が、生きるの死ぬのと言われても、しらけるゴルフファンは少なくないはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性