CS敗退食い止める好投 楽天岸を奮起させた西武との“因縁”

公開日: 更新日:

 本拠地メットライフドームのマウンド問題もあった。

西武投手陣の多くが、傾斜が緩い上に軟らかいと本拠地のマウンドを『投げにくい』と口を揃えていた。帆足(現ソフトバンク打撃投手、2011年オフにソフトバンクに移籍)が在籍していた当時から、投手陣は球団にマウンドの改修を訴えていた。岸も同様です。しかし、球団はけんもほろろで、『工事するカネがない』と、訴えを無視し続けてきた。帆足から13年オフには涌井、昨オフには岸と、エース級の投手が次々にFA移籍したのは、そうした投手陣と球団との対立があった」(前出のOB)

 岸の流出で危機感を抱いたのだろう。西武は今季開幕前、マウンドの高さはそのままに土を硬くするという“応急処置”。もし、1年早く着手していたら、菊池、岸の2枚看板でCSファーストステージを楽々突破できたかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない