日本勢トップは5位…マラソンを軽視する駅伝大国ニッポン

公開日: 更新日:

 外国人には理解できないシーズンがやってきた。

 12日に行われたさいたま国際マラソンは、2020年東京五輪の女子マラソン代表を決めるグランドチャンピオンシップ(GC)のキップがかかっていた。日本人のトップは岩出玲亜(22)の5位。2時間31分10秒の記録は、GCキップが得られる2時間29分00秒には遠く及ばなかった。

 岩出がゴールした直後、東日本女子駅伝が福島県(福島市)でスタート。千葉県が2年ぶり9度目の優勝となった。ちなみに、8月の世界陸上マラソン代表だった清田真央(24)と安藤友香(23)は、4位の静岡代表としてこっちを走っていた。

 国内の駅伝は、10月末の全日本大学女子対校選手権から本格的なシーズンに入った。来年元日の全日本実業団対抗(男子)まで、東日本女子、全日本実業団対抗女子、全国中学、全国高校、全日本大学女子選抜など大会が目白押し。

 今月26日には、全日本実業団対抗女子駅伝が控えるため、さいたま国際にはマラソンの有望選手が毎年出場しないのだが、五輪や世界選手権の種目でもない駅伝が、五輪代表につながるマラソン大会より重要視され、大いに盛り上がっていることが「理解できない」という外国人は少なくない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー