プロ7年目でツアー初V 福田真未が取り戻した“五感ゴルフ”

公開日: 更新日:

【伊藤園レディス】

 三度目の正直となった。

 福田真未(25)がプロ7年目にしてツアー初優勝を果たした。初日からトップ(タイ)をキープし、11アンダーで迎えた最終日。12番でこの日3つ目のバーディーを奪って2位のアン・ソンジュ(30)に6打差をつけるも、13番から3連続ボギー。アンに1打差まで追い上げられながら、何とか逃げ切った。

 福田のロケットスタートには不吉な「前例」がある。単独首位で最終日を迎えたのは今回で3度目。14年4月のバンテリン女子では、2日目に11位からトップに躍り出たが、最終日は3連続ボギーのスタートで6位タイに終わる。その5カ月後、マンシングウェア女子では、2日目に6連続バーディーと猛チャージを見せて単独首位に立ちながら、最終日に2度のダブルボギーを叩いて自滅。12位タイに涙を見せた。

 いずれも最終日の失速が原因。今回、そのジンクスをはね返したのは、研ぎ澄まされた感覚にあったようだ。塩谷育代プロは昨年、日刊ゲンダイ連載でこう語っていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因