お茶代わりに牛乳を 広島ドラ6平岡敬人152km速球の源泉

公開日: 更新日:

「実績があるわけでもないのに、そこまで言ってくれるなら、『とりあえずやってみたら?』と後押ししました」(ゆかりさん)

 原監督と二人三脚でトレーニングを重ね、高校時代は140キロ前後だった球速は、大学2年で152キロをマーク。故障に泣かされ、通算3勝に終わったものの、能力の高さがスカウトの目に留まった。

 亜大時は0勝ながら、今季15勝で最高勝率のタイトルを獲得した薮田や、日本を代表する二塁手に成長した菊池など、学生時代は注目度が高くなかった「隠し玉」の発掘に定評がある担当の広島・松本有史スカウトは「角度があって重い直球を投げます。まずはケガをしない体をつくって欲しい。実績がないので、自信をつけてくれれば、潜在能力は高いものがある。いろいろな意味で薮田に似ていると思います」と期待を寄せる。

▽ひらおか・たかと 1995年8月5日、兵庫県神河町出身。寺前小2年から野球を始め、大河内中では軟式野球部に所属。育英高では甲子園出場はなし。中部学院大では1年秋からリーグ戦に出場。2年時には自己最速の152キロ。右肩関節唇の影響で3年秋は登板ゼロに終わったが、4年春から復調。通算3勝。右投げ右打ち。

【連載】17年ドラフト 注目選手の“家庭の事情”

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  2. 2

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  3. 3

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  4. 4

    高市早苗氏は総裁選“決選投票”にも残らない? 完全裏目の「鹿スピーチ」でまさかの大失速

  5. 5

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  1. 6

    「時代に挑んだ男」加納典明(46)“吉永小百合論”、「偏見に満ちているかもしれない。でも、それでいい」

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 8

    「サナエノミクス」が苦しい家計に追い打ち! 物価高ガン無視で“利上げ牽制→インフレ加速”のトンチンカン

  4. 9

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  5. 10

    新庄監督の去就は“白紙”と強調…日本ハム井川伸久オーナー意味深発言の真意