お茶代わりに牛乳を 広島ドラ6平岡敬人152km速球の源泉

公開日: 更新日:

 2010年に公開された村上春樹原作の映画「ノルウェイの森」の主要撮影地となったススキの大群生地・砥峰高原に程近い兵庫県神河町。この自然豊かな町にある2階建て6DKの一軒家が生家である。

 神河町出身の父・昭広さん(57)は高校時代、兵庫県内の公立校で野球部に所属。投手だった。高校を卒業後、かつての国鉄に就職したものの、民営化となって勤務体系が変わる可能性があり、JRになるタイミングで退職。化学薬品系の工場に勤務しながら一家を支えた。敬人が中3になる時に福島県郡山市に転勤。現在も単身赴任中だ。

 2011年3月11日、東日本大震災で福島県は大きな被害を受けた。しかし、昭広さんは偶然にも帰省中だった。母・ゆかりさん(53)がこう言う。

「敬人の中学の卒業式のためにこっちに帰っていたんです。育英高校では寮生活になることもあって、『最後やから』と福島から駆け付けた。敬人のおかげと言いますか。交通機関がマヒしていて、2、3週間は職場に戻れませんでしたが……」

 姫路市出身のゆかりさんは兵庫県内の大学を卒業後、結婚を機に神河町に移り住んだ。現在はスポットライトやランプなどの照明器具を製造する工場で働く。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  2. 2

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  3. 3

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  4. 4

    高市早苗氏は総裁選“決選投票”にも残らない? 完全裏目の「鹿スピーチ」でまさかの大失速

  5. 5

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  1. 6

    「時代に挑んだ男」加納典明(46)“吉永小百合論”、「偏見に満ちているかもしれない。でも、それでいい」

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 8

    「サナエノミクス」が苦しい家計に追い打ち! 物価高ガン無視で“利上げ牽制→インフレ加速”のトンチンカン

  4. 9

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  5. 10

    新庄監督の去就は“白紙”と強調…日本ハム井川伸久オーナー意味深発言の真意